離婚した後、苗字を変えなかった我が家ですが、その理由の一つに「めんどくさいから」がバーンと横たわっています(笑)

そう、離婚後、苗字を変えるのはめんどうです。

が、そんなことにかまっていられず、離婚後に苗字を変える方もいますよね。

どのくらいの手続きが必要か、調べつくしてみたのでご覧ください!

蓮、赤い服

体験談じゃなくてごめんなさい。

離婚したら苗字を変える?変えない?

離婚したら苗字を変える/変えないという問題がでますよね。

選択肢がある場合、メリット・デメリットを知ってから決めましょう!

苗字を変える場合の主なメリット・デメリットは以下のような感じです。

メリット

デメリット

  • 苗字の変更に伴う諸手続きがたくさんあって面倒
  • 苗字が変わるので、周囲にバレる(いちいち説明しなければならない)
  • 子どもの苗字も変わる
  • 苗字の変更に伴い会社などに説明・変更手続きしなければならない

離婚後に苗字を変えるか否かはその時の自分や家族の状況にもよるでしょう。

離婚する前によく考えて検討しておくべき問題です。

ここでは子供を連れて離婚し、母子ともに苗字も戸籍も変えるための手続き手順をご紹介していきます。

離婚後に苗字を変える手続の手順

  1. 離婚届け
  2. 子の氏の変更許可審判
  3. 入籍届け
  4. その他の手続

手順1 離婚届

まず、最初の手順として「離婚届」の提出があります。

離婚届の記載欄には「婚姻前の氏にもどる者の本籍」という欄があり、ここの「もとの戸籍に戻る」か「新しい戸籍をつくる」の欄を選んでチェックを入れます。

※苗字を変更しない場合にはこの欄には何も記入せず、離婚届と同時に別の婚氏続称の届書を提出する必要があります。

この「」欄に記載し、離婚届を提出することで離婚後の苗字が変更となります。

ただし、離婚届を提出しただけで苗字が旧姓に戻るのは妻(ママ)のみです。

子どもがいる場合は、その後に子どもの氏を変更する手続きをしなくてはいけません。

手順2 子の氏の変更許可審判

次に子の氏の変更許可申し立てを行います。

手順1でママの苗字と戸籍の変更が済んだら、

  • 父母が離婚した記載のある子供の戸籍謄本
  • 子どもの離婚後の戸籍謄本

を取り寄せます。

その上で手続きをして、家庭裁判所で「子の氏の変更許可審判」をし、子供の苗字を変更する許可をもらいます。

子の氏の変更許可審判について

  • 子どもが15歳以上の場合は子ども本人、15歳未満の場合は親権者が行う
  • 手続きをする場所は、子の住所地を管轄する家庭裁判所
  • 子が複数いる場合、1人の子の住所地を管轄する家庭裁判所で、全ての子の氏の変更許可審判を申し立てることが可能

審判後、家庭裁判所から審判書が送られてきます。

それがあれば次の手順3「入籍届」を出すことができるようになります。

審判書が送られてくるまでには1週間程度かかるようですが、即日審判・即日交付が可能な場合もあるので、急ぐなら家庭裁判所へ事前に問い合わせましょう。

手順3 入籍届

ママも旧姓に戻って、子供の氏も変える許可がおりて…

更に今度は「子どもを自分の籍に入れる」手続きが必要です。

手順1でもご紹介しましたが、ママが旧姓に戻る場合は、

  • ①結婚前の籍(親の戸籍)に戻るか、
  • ②自分を筆頭者とした新しい籍を作るかを選択する事ができます。

このとき籍が移るのはママのみなので、ママの戸籍に子どもを入れる手続きが必要になります。

これが「入籍届」です。

入籍届について

  • 手続きする場所は、市区町村役所の戸籍課など
  • 子の氏の変更許可審判書を添付して入籍届を提出する
  • 入籍届は子の数だけ必要(子の氏の変更許可審判は、子が複数でも1つの申立てで処理してもらえるけど、入籍届は全員分出さないとダメ)

注意1:あらかじめ新しい戸籍をつくりママが筆頭者になっておくこと!

自分が親(子供にとってはじじとばば)の戸籍に入っているときは、子供(孫)は同じ戸籍に入れません!

なので、入籍届で新しい戸籍を作らなければなりません。

手順1で説明した通り、あらかじめ離婚届を記入する際に「新しい戸籍をつくる」欄にチェックを入れて、

新しい戸籍をつくっておいて自分が戸籍筆頭者になっておけば手続がスムーズになります。

注意2:どこで入籍届を提出するかで添付する戸籍謄本が変わります。

なので、家庭裁判所に子の氏の変更許可審判に使用するときに戸籍謄本を取得するので、その際に複数取得しておくと手間が省けます。

  • 子供と自分の本籍地で届出:不要
  • 子供の本籍地で届出:自分の戸籍謄本
  • 自分の本籍地で届出:子供の戸籍謄本
  • 子供と自分の本籍地以外で届出:子供と自分の戸籍謄本

手順4 その他諸手続きなど

離婚届を出して、家庭裁判所に審判申立をして許可がおり、役所に入籍届を出して受理されたら·····

これでやっと晴れてママと子どもの苗字と戸籍が一緒になりました!

ですが、それ以外の手続きはここからが大変です…。

離婚後、苗字の変更に伴う主な手続きをあげてみますので参考になさってください。

※すべての変更手続きをしなければならないわけではありません。引越しした場合、譲り受けた場合、児童扶養手当を受給するか否かなど、条件があってその上で必要になる手続きもありますので確認してください。

離婚後、苗字の変更に伴う主な手続き。
  • 住民票の移動(転居・転入)新しい住民票の取得
  • 転出届(郵送で手続OK)
  • 世帯主変更届
  • 印鑑登録
  • マイナンバーカード書き換え
  • 所得税・住民税軽減手続
  • 学校転校手続
  • 水道下水料金免除手続
  • 国民健康保険の加入手続
  • 国民年金の変更手続
  • 児童扶養手当の手続
  • ひとり親家庭の医療費助成手続
  • 母子家庭のための住宅手当手続
  • JR通勤定期券の割引手続
  • 運転免許証の書き換え
  • パスポートの変更手続き
  • 預金通帳の氏名・住所変更
  • 年金分割に伴う手続
  • 郵便物の転送手続
  • 普通自動車の名義変更手続
  • 軽自動車の名義変更手続
  • 電気・ガス・水道・電話などライフラインの名義変更
  • 生命保険・学資保険の名義変更や解約手続
  • クレジットカードの登録情報変更手続

 

などなど·····離婚後は本当に目の回る忙しさです。

揃える書類・かかる費用は?

手順2の「子の氏の変更許可審判」で必要な書類・かかる費用

  • 子の氏の変更許可審判申立書
  • 子どもの戸籍全部事項証明書(謄本)450円
  • パパ・ママの戸籍全部事項証明書(離婚の記載のあるもの)450円
  • 収入印紙800円分
  • 連絡用の郵便切手(金額は要確認、裁判所によって異なるようです)
  • 届出人の印鑑(シャチハタ以外、認印でもOK)

※値段は1通あたり

※注意:戸籍謄本は3ヶ月以内の発行に限られます

※子の氏の変更許可審判申立書は裁判所のホームページからダウンロード可能です。

⇒ 子の氏の変更許可審判申立書 – 裁判所(PDF)

手順3で必要な書類・かかる費用

  • 入籍届
  • 届出人の印鑑(シャチハタ以外、認印可)
  • 子の氏変更許可審判書謄本 450円
  • 子どもの戸籍全部事項証明書(謄本)450円⇒本籍地以外に届出する場合
  • 子が入籍する親の戸籍全部事項証明書(謄本)450円⇒本籍地以外に届出する場合

※値段は1通あたり

ここがポイント!注意して!

ここを注意して手続きしましょう!

  • 離婚届を提出しただけでは、子供の氏・戸籍は変更できません。苗字が旧姓に戻るのはママだけなので、上記ご紹介した手続きを忘れないようにしましょう。
  • 子どもの苗字の変更は家庭裁判所へ申立→審判後、審判書が送られてきます。これがないと子供を自分の戸籍に入れる手続きができません。急ぐ事情があるならば家庭裁判所へ事前に問い合わせすることをおすすめします。
  • あらかじめ新しい戸籍をつくり、ママが筆頭者になっておきましょう。ママが親(子どもからするとじじ・ばば)の戸籍に入っているときは、子供(孫)は同じ戸籍には入れません。手続きが面倒になるのでぬかりなくいきましょう。
  • 「入籍届」提出する場合は、どこで提出するかで添付する戸籍謄本が変わります。あらかじめ確認しておきましょう。
  • 戸籍謄本が必要になる場合が多いです。「子の氏の変更許可審判」に使うので、取得する際複数もらっておくと手間が省けるでしょう。

さいごに

書いてて悔しくなります。

ワンオペ育児の果てに離婚。

更に離婚後の手続きの大変さは、子どもと一緒にいるママにのみ、降りかかってきました。

悔しい。

結婚を前に女は「タダ働き」要因ですね、まさに。

もちろん逆パターンもあるし、性別だけでどうこう言えません。

離婚して数年たつと、心の波風も和らぎます。

自分の中のささくれた気持ちがなくなるんですよ。

ただ、自分だけに何度も何度も降りかかる、誰のためかもわからない「無償労働」に疲弊しきっていた離婚後の手続き。

思い出しても悔し涙が出ます。

手続きを楽にしてほしい!

離婚は夫婦2人の責任なのに、なぜ、子どもを引き取るママだけが、離婚後も膨大に時間を取られ続け、費用を払って、果てしない手続きをしなくてはならないんですか?

自治体の手続きの負担が、軽くなることを願います。