
【Povo】✖【ahamo】✖【Softbank on line】と、スマホの大手キャリア3社が格安の新プランを出して、出そろったところで徹底比較してみましょう。
2021年春よりMNP事務手数料も各種手数料もオンライン契約でなくなるので、スマホの乗り換えが前よりもずっとやりやすくなりました。
この機に今まで以上に気軽にスマホの乗り換えをしたい方のために、【Povo】✖【ahamo】✖【Softbank on line】のどこにすべきか?決めるポイントはどこか?をまとめてみました。
【楽天モバイル】も同じ価格帯として迷ってる方も多いと思うので、一緒に比較してみました。
この内容は2021年1月14日の情報を元に作成しています。今後内容が変わる可能性があることをご了承ください。
も・く・じ
【Povo】【ahamo】【Softbank on line】を徹底比較
Povoの記事で詳しく書きましたが、Povoも今後eSIM対応になる予定です。(時期未定)ただ、eSIM対応機種がまだまだ少ないですが。
上の図の「その他」の部分に各社のメリットを書きました。Povoのみ項目がないのは、メリットがないわけではないけど、図に書き込みにくい内容だからです。以下に詳しく紹介していきますね。
- 家族割なし
- デザリング無料!
- 2021年3月スタート
- キャリアメールなし
- 20円/30秒の通話料
- WiFiなどとのセット割なし
- 20GB(1GB+500円で追加)
- +1,000円で5分以上もかけ放題
- 受け付けはオンラインのみで店舗なし
これらの特徴は3社とも共通しており、20GBで2,980円と言うのは、今までの格安SIMすら凌ぐ、超絶低価格です!いろいろな信じられないほどの特典がつく代わりに、3社とも共通しているのは「店舗対応なし」というポイントです。高齢者や、スマホに詳しくない方、Webの申し込みなどに自信のない方は必然的に選べないプランということです。

ユーザーサイドとしては嬉しい限りですね!
Povoのメリットデメリット
- eSIM対応予定(時期は未定)
- +200円で月に何度も24時間データ無制限状態になる
- 基本料金が2,480円と、ライバルに比べて最安値
- +500円で5分カケホがつく
- 好きなオプションを自由にカスタマイズできる
- 5G対応は2021年夏からと、他社よりもスタートが遅い
Povoは3社の中でも一番後出しじゃんけんで勝負したので、「すげーのくるかな?!!」とワクワクしていたのだけど、ふたを開けたら「?」という感じでした。今後も色々なオプションが「+数百円」で提示され、自分の好きなようにサービスを組み合わせられることが最大のメリットで、特徴と言えます。
Povo開始の2021年3月より、既存の格安SIMのUQモバイルが大幅値下げし、比較検討すると「ギガ翌月くりこし」や「カケホ付き」「WiMAXとのセット割あり」「家族割あり」「+200円でキャリアメールが使える」という点でUQモバイルの方が料金的にもお得でおすすめです。しかも店舗で対応してもらえるので、スマホに詳しくない方も安心です。
ahamoのメリットデメリット
- 海外82か国で別料金不要で利用できる
3社の中で一番最初に格安の新プランを出したドコモのahamo。12月に発表されたときは「キターーーーー!」という興奮が巻き起こりました。20GBで月額2,980円、しかも5分カケホなんて、今までのスマホ業界では考えられないプランで、各社の格安SIMプランもこのため新料金プランを是が非でも出さないと生き残れないことになりました。
が、後出しじゃんけんでソフトバンクとauが新プランを出してみると…「え?全部アハモと一緒…?!!」と、アハモだけであった新プランの特徴がほぼ一緒なので、逆にアハモが無個性のようになってしまったという…(笑)
いえいえ、3社じっくりと比較してみたら、アハモだけのメリットありましたよ!それは、海外82か国で別料金不要で利用できるというところ。
これに対しライバルは…
- 【Softbank on line】…アメリカ放題(アメリカのみ追加料金なしで使える)
- 【Povo】…検討中
- 【楽天モバイル】…世界66か国追加料金なしで使える
と、ahamoに追いつけず!海外旅行でいろんな国に行くことが多い方はahamoで決まりですね。
Softbank on LINEのメリットデメリット
- eSIM対応
- LINEデータ使い放題
- アメリカは追加料金なしで使い放題(アメリカ放題)
Softbank on lineも、独自のプランを出してきています。まずうれしいのはeSIM対応ということ。eSIMはスマホ複数台もちの人などにとって、SIMの差し替えせずに1台のスマホで複数機種の切り替えが簡単にできるのでおすすめです。
2021年1月14日時点で、このeSIM対応を発表しているのはSoftbank on lineと楽天モバイルのみ。Povoは「eSIM対応予定」とされていて、時期は未定です。
また、Softbank on lineはLINEモバイルを合併吸収しているため、LINEはデータを食わずに使い放題。LINEをよく使うという方にはお得ですね。20GBもLINE以外で消化できちゃいます♪
また、ahamoのように「海外82か国使い放題!」とまではいかないけど、日本人がよくいくアメリカでは使い放題なのでこの点もチェックポイントです。アメリカのみよく行くという方は、Softbank on lineもいいですね。
【Povo】【ahamo】【Softbank on line】と楽天モバイルもついでに比較
「その他」の部分の特徴は、上に挙げてきた各社の特徴です。それ以外の点は、【Povo】✖【ahamo】✖【Softbank on line】はほぼ一緒。楽天モバイルが無制限カケホやデータ無制限、2021年3月3日までに申し込めば、1年間基本料金の2980円が無料と言うから驚きです。
2,980円×12か月=35,760円もお得になるということなんですから!全てにおいて楽天モバイルが優勢に思えますが、2020年の春に開始した楽天モバイルには、1点だけデメリットがあります…。
楽天モバイルのデメリット2つ
1:やり方に不信感
楽天モバイルまだ無料期間だけどさすがに解約しよ、この倫理観の人たちが運用してるネットワークにデータ流したくない pic.twitter.com/u4KBMMPmIs
— 女 (@ssig33) January 14, 2021
5Gの営業秘密持ち出し転職、ソフトバンク元社員を逮捕 警視庁 https://t.co/O2UT3c2bE6
男はソフトバンクに勤務していた令和元年12月31日、同社が管理するサーバーに接続。5Gの技術情報などを不正に持ち出した疑い。
男は同日付でソフトバンクを退社し、翌日、楽天モバイルに入社。
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 12, 2021
元ソフトバンク社員が楽天モバイルに5Gの技術情報などを持ち出したと、2021年1月12日に報じられていました。倫理的でないやり方に楽天離れをするユーザーも少なからずいるかもしれませんね。
2:繋がりにくさの声
いま楽天モバイルだけど、まー外で繋がらない。出先でアプリ更新するはめになると本当にイライラする。
今は育休かつステイホームだから家のWi-Fiが快適だけど、産前は通勤時間や昼休みに繋がりにくくなるので事前にオフラインで出来るネタを用意しておく必要があったなw— mai@試作品 (@maime__prt) January 12, 2021
楽天モバイル繋がらんくなってここ数日ずっとiPhoneとにらめっこしてる( ’ᾥ’ )
iOS14.2署名停止になっててSHSHも保存してないからリスクあるけど脱獄して署名無しでダウングレードできる方法試してみようと思う😭
ダングレ以外の解決方もネットで探して試してるけど繋がらない😭
— 晃-kou- 1/31白くまカフェ🍎 (@Kou_8915) January 14, 2021
またイオン帯広店ところに行ったら楽天モバイル基地局あってバンド3 −60あってもネット繋がらないままでした!先週からずっと同じだった!北海道帯広市西4条南19丁目20、ネットワークなし不安定です。
— たっぴーろRakuten (@yaginuma7337501) January 9, 2021
楽天モバイルは公式サイトで楽天エリアとなっている場所でもパートナーエリアしか繋がらないというパターンもあるので、その精度をもうちょっと高くしてほしいですね。
実際に楽天回線エリアで覆われている場所にいたのですが、楽天回線エリアに繋がらなかったです。
— ネトセツ (@netosetsu) January 11, 2021
楽天モバイル最初の半年は好調だったのに、秋頃から(@Rakuten_Mobile )電波入らなすぎてつらいです。
この後ポケットWiFiも買ってみましたが、やはりこんなんでした。残念ですが、無料期間終了前に解約をさせていただきます。#楽天モバイル https://t.co/NgIXnWbpPr
— 【菓子パン禁止】ていない@ミニマリスト主婦ブロガー (@tei_nai) January 12, 2021
楽天モバイルの「1年間無料」は本当に乗り換えを迷いますよね。今使っている機種の解約手数料などがかかることを考えても2,980円×12か月=35,760円をついつい選びたくなります。
しかも無制限カケホ。しかもデータ無制限…。
と思ったけど、そのようにして楽天モバイルに乗り換えた多くの人がこぞって「つながりにくい!」というため、今まで乗り換えずに来てしまいました。
うちは都心ではないため、つながりにくそう…しかも仕事でスマホも使うから、つながらないとマジで困るから、やっぱり1年間無料であっても乗り換えはやめとこうか…でも2,980円×12か月=35,760円もお得か…という迷路をグルグル回っております。
自宅近所に乗り換えた人がいたとしたら、その使い勝手を見てから決めたいな、というところですが、その前に1年無料キャンペーンが終わっちゃうかも(笑)
Povo・ahamo・Softbank on line・楽天モバイルのどれにするか決めるポイント7点
- 店舗かオンラインのみか
- キャリアメール欲しいかどうか
- SNSをどのくらい使うか
- どのポイントを貯めたいか
- 電話をよくかけるかどうか
- eSIM対応かどうか
- 海外によく行くかどうか
ここまで見てきて、Povo・ahamo・Softbank on line・楽天モバイルの4つのプランを比較して、どれにすればいいのかますます混乱しちゃった方のために、決めてポイントを7つ挙げていきます!どのプランにしようか迷う方は参考にしてください。
1:手続きが店舗かオンラインか
「Povo」と「ahamo」と「Softbank on LINE」はオンラインのみの受付になります。何かあったときは、不安点を質問したい方は、店舗対応してくれる「楽天モバイル」か各社の通常プラン、もしくはUQモバイルなどの格安SIMのプランがおすすめです。Webでの申し込みなどそもそも苦手!という方は新プランには不向きですね。
2:キャリアメール使うかどうか
「Povo」と「ahamo」と「Softbank on LINE」の新格安プランは@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールが使えません。仕事などでキャリアメールをよく使う!という方は「楽天モバイル」か各社通常プランか格安SIMプランがおすすめ。ただし、「楽天モバイル」か、「UQモバイル」はそれぞれ独自のキャリアメールに変えなくてはならないため、ドコモやezwebのキャリアメールをそのまま使いたい人は、既存プランの継続になりますね。

2021年3月の新プラン開始の時に通常プランも大幅に値下げしてくれるため、そちらも要チェックですね。
3:SNSをどのくらい使うか
「Softbank on LINE」ならばLINEは使い放題なので、データを食いません。「UQモバイル」は節約モード下であれば、ツイッターやフェイスブック、LINEやmusicのSNSが使い放題になります。
ライン他SNSを使いまくるという方は、「Softbank on LINE」や「UQモバイル」を検討してみるといいでしょう。
4:どのポイントを貯めたいか
- Softbank…Tポイント
- au…ぽんたポイント
- ドコモ…dポイント
- 楽天モバイル…楽天ポイント
それぞれ月額料金でポイントが貯まる仕組みがあります。自分がよく使うポイントで、スマホ選びをするのも手ですね。
楽天モバイルはポイントでの支払いが可能です。そして、楽天モバイルの利用料金100円につき楽天ポイントが1ポイントたまります。しかも楽天モバイルと契約するだけで、楽天で買い物するときのポイントが+1倍になります。
また、キャンペーンの期間にもよりますが、契約と同時にスマホ機種を購入すると、一気に数万ポイントが還元されるなどしてお得です。2021年1月時点では、契約&スマホ購入で25000ポイントも付与されます!
楽天モバイルより引用
5:電話を良くかけるか
電話をよくかけるならば、楽天モバイルの「アプリでかけ放題」がお得のように思えますが、2020年の楽天モバイルユーザーたちの「つながりにくい!」の声が多かったためおすすめできません。ahamo・Softbank on lineには元々5分かけ放題がついており、Povoも+500円で5分かけ放題を付けることができます。3社とも+1,000円で5分以上もかけ放題のオプションを付けることができます。
6:eSIM対応かどうか
スマホを複数台使うなどしている方にeSIMは便利な機能ですよね。2021年1月現在、eSIM対応を表明しているのは「Povo」と「Softbank on LINE」と「楽天モバイル」です。アハモ以外ならば対応しているんですね。

アハモも今後のサービス拡大でeSIM対応になるかもしれませんね。
7:海外によく行くかどうか
- ahamo…海外82か国で追加料金なしで使える
- 楽天モバイル…海外66か国で追加料金なしで使える。月額+980円で国際電話かけ放題
- Softbank on LINE…アメリカ放題
格安の新プランはどれも海外での使用にお得な特徴があります。Povoのみ海外について発表がありませんが、今後サービス拡大があるかもしれませんね。海外旅行や、仕事でよく海外に行かれる方、国際電話の多い方などは、この辺りが決め手となります。
MNP手数料が無料になるのはいつから?
ちなみに、2021年春からMNP手数料が無料になると発表されています。MNP手数料はスマホの番号を引き継いだまま他社に乗り換えるときに必要だった2,000円の手数料のことです。他社への乗り換えの各種手数料も次々と0円になっているため、スマホ間のユーザー移動が今後は楽になります!
ただし多くのスマホユーザーが「2年契約」などの縛りで契約しているため、解約月でないと解約手数料が9,500円ほどかかることがあるので、あらかじめ解約月をチェックしておきましょうね。
さいごに
菅政権がスマホ料金値下げを呼び掛けてから、続々と新プランが出てくれてユーザーとしては嬉しい限りですね。よくわからないスマホの契約書などを見るのが面倒…という方のために、今後もプラン比較して、お得な情報にまとめてお届けしますね。
最後まで読んでくれてありがとうございました!