生活困窮者自立支援金とは、国が生活の苦しい人のために用意した「給付金」です。
いわゆる「30万円給付金」として期待を集めていましたが、条件は厳しく受けられる人は多くはありません。
けど、生活が苦しい方はもしかすると「30万円給付金」がもらえるかもしれないので、
- 申請条件
- 申請方法
などをこの記事でチェックしてくださいね。
自治体や家族の人数によっては、30万円以上もらえる人もいるので、生活が苦しい方はしっかりと確認しましょう。
半月ほど前に調べた内容よりも少し詳しくなっていますが、こちらの記事も参考にしてください。
も・く・じ
生活困窮者自立支援金について
生活困窮者自立支援金は、総合支援資金などを満額まで借り切ってしまった世帯への「救済」的な給付金です。
2021年の7月以降8月末まで申請が可能となりますが、開始時期は自治体によって変わります。(準備期間が自治体によって違う)
専用コールセンターは、0120ー46ー8030です。
↑すごくつながりにくいです(;’∀’)
生活困窮者自立支援金の対象者
自分が生活困窮者自立支援金の対象者であるか、しっかりとチェックしましょう。
- 2021年8月より前の月までに、総合支援資金の再貸付が終了している
- 申請月が、総合支援資金の再貸付の最終借り入れ月である
- 過去に、総合支援資金の再貸付が不承認となった
- 自立相談支援機関による支援決定を受けることができず、再貸付の申請をできなかった
上の4つのどれかに該当する場合は【2】に進んでください。もしも上の4つに該当しなかった場合は、そもそも生活困窮者自立支援金を受けることができません。
世帯の生計を主として維持している
②も該当すれば、③に進んでください。
給与の場合は社会保険料等天引き前の支給額(ただし交通費は除く)、自営業の場合は、事業収入(経費を差し引いた控除後の額)となります。※毎月の収入額に変動がある場合には、収入の確定している直近3カ月間又は直前の月の収入額から推計します。
雇用保険の失業等給付、児童扶養手当等の各種手当、公的年金など
※月額で算定します。
※借入金、退職金などは収入として算定しません。
※新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、臨時的に支給されている給付金などは収入として算定しません。
※資産額は、預貯金及び現金の額です。通帳コピーして申請書類と一緒に提出します。
※新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、臨時的に支給されている給付金などは収入として算定しません。
③も④も該当する場合は、⑤に進みましょう。
- 職業訓練給付金を受給していない
- 生活保護を受給していない(申請中はOK)
いかがでしょうか。これら①~⑤に該当する方は、生活困窮者自立支援金の申請をすることができます。
申請する場合は、更に必要条件が追加されます。
- ハローワークに求職の申し込みをして、熱心に求職活動を行うこと
- 求職活動が困難な場合には、生活保護の申請を行うこと
自治体によっては、ハローワークに月に何度いき、求職活動の証明の提出が必要なところもあります。
申請時の必要書類
申請時に必要な書類は「みんな共通」のものと「人によって違う」ものがあります。
- 自立支援金の支給申請書
- 本人確認できる、世帯構成がわかる書類…住民票の写し
※世帯全員が記載されたもの - 収入関係書類…世帯員の収入がある人の給与明細など、申請月の収入が確認できる書類の写し
- 資産関係書類…世帯員全員の、申請日時点での通帳の写し
- 求職活動関係書類
(ア)ハローワークカードの写し(間に合わなければ仮登録の状態でも申請できる。自治体に要相談)
(イ)生活保護申請中で結果待ちの方のみ、申請書の受領印付きのもののコピーを福祉事務所からもらって添付 - 振込先口座がわかる書類…通帳の口座番号がわかる部分の写し
全部コピーで大丈夫です。
その他に、総合支援資金の再貸付を受けられた人は、その借用書のコピー。受けられなかった人は不承認通知のコピーなどを提出する必要があります。
自分がどの書類を用意するべきか、詳しくは厚生省の「申請者の手引き」をご覧くださいね。
申請書はどこでもらうの?
生活困窮者自立支援金の申請書をもらう場所は、自治体によって異なります。(上の画像は大阪市のもの)
大阪市の場合は、6月末ごろに、総合支援資金の再貸付の申請をしたことがある人に、個別に通知が送られてきます。区役所にも、案内や申込書を設置しているため、送られてきていない方は区役所などに行ってみるといいでしょう。
生活困窮者自立支援金、30万円以上もらえる?!!
7月1日に色んな自治体HPを見あさったけど、大阪市が一番気になったのでピックアップして紹介しますね。
大阪市の生活困窮者自立支援金は、30万円以上もらえる可能性があります!
国基準だと、本来は…
- 単身世帯…60,000円
- 2人世帯…80,000円
- 3人以上世帯…100,000円
の支給額になります。
3人以上世帯が10万円じゃ足りない…となりませんか?そこで大阪市は独自の予算で、加算してくれました!
大阪市の生活困窮者自立支援金は、4人以上の世帯に対して、1人につき2万円加算を発表しました!
上限は10万円までなので、9人家族以上は月額20万円の支給になります。
多子世帯など、大家族には嬉しい加算ですね♪
他の自治体もこれにならって、多子世帯が楽になることを願います。
と言っても、8人世帯で月に20万円の支援金では生活はできないため、あくまでも補助的な給付金ですね。
総合支援資金を9月までもらう場合、申請できる?
生活困窮者自立支援金と、総合支援資金は、かぶらないように申請しなければいけません。
つまり…
①の場合は申請OKだけど、②の場合は申請できません。(←7月2日時点での情報です。)
総合支援資金は申請しちゃったら途中で短くできないため、9月まで総合支援資金の受給が決まっている方は、生活困窮者自立支援金はあきらめましょう。
↑自治体によっては違うかも?ワンチャン、0120-46-8030にこの件について質問してみましょう。
さいごに
「ほとんどもらえる人いないじゃん!」と悪名高かった生活困窮者自立支援金ですが、本物の生活困窮者の約20万世帯は必ず助かります。
総合支援資金を頼み切ってしまった方は、自分が申請できるかどうか、もう一度しっかりチェックしてみてください。
私アラフォーですが、今までにリーマンショックとか福島の原発事故とかこのコロナ禍とか、「もう終わりだ」的な社会的危機を何度か見てきました。
財産を大きく失った人も少なくないでしょう。
けど、その中でも無事な人は常に「情報強者」でした。
自分を救済する制度を調べて知り、大いに利用して危機を乗り切ることはできます。
今はネット環境が整っているので、賢く情報収集をして、子育ての苦しい期間を乗り切りましょう!
また子育て世帯に役立つお金の情報を配信しますね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。