両親が離婚した子どもの気持ち…シンママは、考えない日はありませんよね。
余談なんだけど、離婚するとき元夫は「自分の今後」を必死で考えていて、
わたしは「子どもの今後」を必死で考えていたから、
金銭的になんか不利なことになっちゃってた、気がついたら^^;
まぁいいんだけどね。
私自身の両親が離婚していないので、
「親が離婚した子どもの気持ち」をわたしは本質で知らないんですよ。
わたしの2人の子ども…特に長男が抱えるものが多いのでは、と、離婚時にはかなり気を使いました。
我が家のお気楽次男と違って、責任感が強くて優しい長男だけに、
きっとわたしにも父親にも気を使って、
本音を誰にも言えないのでは?と懸念しました。
そこで、親の離婚で子どもたちの受けるストレスを軽減するために、
実際にわたしが行動して「よかった!」と思う方法を、
具体的にお伝えいたします。
同じように、親の離婚で子供のストレスが心配なママは、ぜひとも参考にしてください!
も・く・じ
パパがいないストレスで、夜泣きした日々
もう何年前になることか…
元夫の仕事の関係で、単身赴任のような時期がありました。
9ヶ月間、母子での生活で、わたしはそれなりに平穏に過ごしていたつもりだったけど…
半年ほどたってから長男が毎晩夜泣きをするように。
夜中に泣きながら起きて、「もうパパとは一緒に住めないの?」と。
半年くらい、普通に見えていたけど、そんな大きな不安を抱えていたってことに驚きました。
一緒にいたのに、全然気がつけなかった。
パパがいないと「頑張りすぎ屋」になる長男
夜泣きした長男の心のケアを優先して、仕事の都合をつけてもらい、
予定次期よりも早くにまた、パパと一緒に暮らすことに。
すると、パパと離れていた9ヶ月間、長男がいかにがんばっていたかが見えてきました。
- 保育園で負けず嫌い!⇒負けてもへらへら
- 喧嘩で負けて悔し泣き⇒負けてもへらへら
- かけっこで負けず嫌い!⇒負けてもへらへら
- 早起き!⇒寝坊しまくり
- ご飯しっかり⇒ご飯遊び食べ~
- ママの言うこと聞かない⇒素直に聞く
なんかね、多分右側の方が、長男の本当の性格だなって思ったんです。
パパのいない生活の中で、4歳児がいかにがんばっていたのか、思い知りました。
保育園でも負けず嫌いで、生活もしっかりしていた気がする。
そしてママには反抗ばかりだった⇒自分の意思をしっかりと持っていた。
ちっちゃいのに、「ママを支える!」といっぱいいっぱいだったんだなって。
パパが一緒の生活になってやっと本来の「他人に甘えてダラ~~とする」姿に戻れたんだと感じたんです。
パパとママ、ひとつ屋根の下に暮らすことが安心
パパと一緒に暮らすようになったって、朝晩会えないことも多々。
それでも、「パパの布団がある」ってだけで、長男は安心してたみたい。
「パパが一緒に暮らしてる」ってだけで、背負わなくていい荷物を下ろすことができたみたいなんです。
長子は、背負うんだな~と実感。
んで、そのときはそれでよかったけど、数年後まさか離婚するとは。
そして、離婚すると決まった時に、真っ先に私の心に浮かんだのは、
「また長男が、重い荷物を背負うことになるのでは?」ってことでした。
そして今度こそ、長男の重荷を見逃さずに、事前にケアできる方法を必死で探しました!
じーじに相談
まず、わたしが世界で一番頼りにしているじーじに相談しました。
したら、「離婚しなきゃいいのでは?」とか、見当違いのことをいわれて、ボツ!
「だーかーらー、それはもう決まったことなの!」
といいつつも、「長男が相談したい時は、話聞いてやってね」と、パパっと投げておきました。
もー古い時代の人はこれだから。
「結婚=安定=普通=安心」とかのイデオロギーにどっぷりで、そもそもの「離婚」がいまだに納得できないみたい。
担任に相談
長男の担任にも、個別懇談の時に相談しました!
事情を簡単に述べて、「長男は、親のわたしにも気を使ってがんばりすぎるタイプなので、心配です」というと、
「じゃあ僕も、無理してるな~?と感じたら、話しを聞ける体勢でいます!」とのこと。
最近の学校の先生はとにかく忙しそうなので、
先生も無理されないよう、そして長男の変化を感じたら、わたしに伝えてくれるよう頼みました。
わたしの抱える荷物の100kgのうちの4kgくらいは、担任の先生にお渡しした感じで、ちょっとわたしの気持ちは軽くなりました。
習い事の先生に相談
とはいえ、まだまだ100kgの荷重は重い!
ってことで、長男が仲良くしていただいている、習い事の先生に事情を話し、
担任同様に「何かあったときは、話を聞いてやってください。内容を、わたしに伝えるかどうかは、先生にお任せします。」と伝えました。
長男が「ママには言わないでほしい」と、信頼できる人に本音を打ち明けた場合を考えて、
「必ず母に報告!」とかしない方がいいかな~と考えました。
先生も気軽に「OKっす!」って感じで、4/100kgくらいお任せできたかな^^;
パパ友に相談
スポ小で顔見知りになったパパにお会いした時に、事情を話し、
「お宅に遊びに行ったときに、うちの子が普段と違うな~と思ったら、教えていただけますか?わたし、仕事が忙しくてかまいきれなくて^^;」
とお願いしてみました。
したら「いいっすよ~」と。
4/100kgくらい、お任せできたかな。
パパがいないってことで、大人の男性の中で信頼できそうな人に、長男の味方になってくれるよう、頼んでまわったんです。
母にこそ言えない子供の想いがある!
こうやって周囲の大人に、恥を忍んで頭を下げて回るのには理由があります。
わたしは長男への自分の愛情に自信はあります。
長男ももちろん母が大切。
だからと言って、「子どもは常に母だけに本音を話す」ってこともないと思うんですよ。
むしろ親の離婚というデリケートな問題を前にして、
子供が真っ先に気を使うのは、
自分の親なのではないでしょうか。
優しい子どもほど、母親にこそ言えない本音がある。
それを1人で溜め込むほどに、ストレスがたまり、
昔のように夜泣きなどのコントロールできない感情としてあふれ出してしまうと思うんです。
だからこそ、子どもが関わる周囲の大人に、
「よろしくっす!」と頭を下げてまわり、長男がいつ誰にでも、頼れる環境を作りたかった。
カウンセリングに連れてってみた
とはいえ、自分の中に溜め込むタイプの長男。
周囲の人に「大丈夫?最近どうかね?」なんて聞かれるほどに、「大丈夫っス」と頼ろうともしない。
離婚から半年ほどたって、特に変わった様子の見られない長男に、わたしも気遣いをわすれかけていた。
すると、担任の先生から連絡。
何か学校で変わったことが?!!とびっくりしたけど、そうじゃなかった。
「スクールカウンセラーに一件空きがあるけど、予約してみますか?」と。
ほわ~!いまどきの公立小学校には、スクールカウンセラーなるものがいるんですかい…ヽ(゚Д゚;)ノ!!
なんか担任が「我が校には、もっと荒れてる子がたくさんいて、そーゆー子たちで常に枠は一杯で、
お宅のような健常な子には、枠を空けられないんですよ。」とか、
喜んでいいのかどうかわからない、微妙に怖いこと言ってきたりしてw
なんかよくわからんままに、カウンセラーに単発で予約してみた。
で、長男にカウンセリングを受けてもらってみた。
心理カウンセラーって、人の心理をよくわかっていて、相手の心のトビラを開くのがきっと得意で、
本音を言い出しやすい環境を作るのも上手で、
きっと長男の誰にもいえない悩みを聞いてくれて、
魔法のように心を軽くしてくれるに違いない!
くらいに思ってる無知な母でしたが…
カウンセリングの結果
結果は…
長男:「知らない人に話すことなんて何もない」でしたw
そ、そりゃそうかww
そりゃ、わたしだって初対面の人にペラペラと悩みの核心を話せないもんな。
そりゃそうだw
しかも「俺、別に悩んでないから、こーゆーのなくていい。友だちと遊ぶ時間減るのやだし」
…だそうでw
すません、ほんと、バカな母でΣΣ(゚д゚lll)ww
貴重な放課後を一日減らしてしまってすみませんでしたww
てわけで、担任には「なんか、知らない人に話すことは何もない、そうで…へっへっヾ(´ε`;)ゝすません、なんか」
と失礼ぶっこいて、カウンセリング枠は元の「荒れた子(いるんかいw)」にお返ししました。
担任からのバトン
すると担任が、「いわれて見ればそうですよね。知らない大人よりも、お母さんと僕(担任)という、知っている大人で、長男くんを支えていきましょう。」と言ってきました。
その時に、わたしが適当(?でもないんだけどw)に周りに振りまくって、
頼りまくってゆだねた「長男へのケア」というバトンを、
この先生はしっかりと受け止めてくださってたんだなと感じました。
母親であっても、1人の人間を100%受け止めることは出来ないって考えから、
周囲の「長男が頼れそうな大人」に事情を話して相談していたことが、
間違いじゃなかったと思ったんです。
それを真摯に受け止めて、本当に長男の心のケアを考えてくれる担任の先生の対応で、
わたしもやっと重荷の半分くらいを下ろせた気持ちになりました。
そして、実は私自身も責任感じてアップアップだった荷物が半分軽くなったことで、母としての初心に戻れました。
子どものストレスを緩和する方法
親の離婚で子どもが受けるストレスを緩和する、わたしが見つけた一番の方法は「スキンシップ」です!
よーく考えたら、世の中には単身赴任の親子とか、離婚親子とか、
父親と一緒に過ごしてない子どもってたくさんいるんですよね。
戦争時代とかもたくさんいたはず。
というか、知り合い男性にも「うちも母子家庭だった」て人もちらほら。
みなさん立派に育たれています。
「結婚=普通」ってのは、わたしの勝手な思い込み。
そこから外れたからって慌てふためいてたわたしの方が、焦りすぎてたんだなとやっと気がつきました。
長男は恵まれてます。
頭もいいし、優しいし、友達も多い。
そして、母親から溢れる愛情を受けているのだから。
わたしが長男に出来るのは、本当は周囲の大人に相談しまくることとかじゃなく、
わたしのこの溢れる愛情を毎日、彼に伝えることだけでいいんじゃないかって、
やっと母としての原点に戻ることが出来ました。
そして、毎日子どもたちを抱きしめるようになりました。
怒ったり怒鳴ったり喧嘩したり泣いたり、シングルのときも今も変わらず騒がしい我が家ですが、
今日も明日もあさっても、死ぬまで子どもを抱きしめたい。
母はあなたたちが大好きなのだと、態度とことばで伝え続ければ、
きっと父親不在をくつがえして、強く大きく育ってくれると信じています。
まとめ
スキンシップって不思議なもので…。
「子どものために」とかおこがましくも思っていたのに、
子どもを抱きしめると、母のわたしの方にこそ、いい影響がたくさんあるんです。
- 子どもを大切だと再認識できる!
- 子どもからの愛情を感じることが出来る!
- 子どものリアルタイムの成長を感じることが出来る!
- 生きる活力が沸いてくる!
わたしはシンママです。
やなことなんて、ない日がない、くらいw
毎日疲れて、毎日いっぱいいっぱいで、心も身体もへとへと。
- 25kgの次男を肩車してるとき。
- 息子たちのプロレスごっこで体中あざだらけなとき。
- 何日も何ヶ月も睡眠不足で、夜中ずーっと仕事をしているとき。
- 翌朝けんかしてる子どもの喧騒とともにたたき起こされて、吐き気を抑えてご飯作ってるとき。
- 運動会のテントを1人で張って、1人で片付けるとき。
「頼れる人がいたらな。」とか「なぜうちには、夫がいない」とか、くよくよすることもあります。
けど、子どもを抱きしめるといつも思います。
わたしは、世界で一番幸せな母だなって。
わたしを、世界一幸せな母にしてくれて、ありがとうって。
瑣末なことが、頭からふっとぶ魔法のスキンシップ。
親の離婚で子供が受けるストレス、わたしには計り知れない。
だから、それを上回る愛情をもって、毎日子どもを抱きしめます。
そんなんしか出来ない母ちゃんでごめんね。
元気に育てーー!
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