結婚しない理由のトップは男女(25~34歳)ともに「適当な相手にめぐり会わない」です。
若いころに「適当な相手かどうか」を考えると、「う~ん、もうちょっとどこかに自分に合う相手がいるかも」って思っちゃうよね。
結婚しないのは本人の選択肢だけど、経済力や社会に原因があるとしたら、ちょっとの工夫で「結婚したい!」って希望を抱くようになるのかな?
なーんて思ってる蓮です、こんにちは!
若者が結婚しない理由は、どこにあるのか。
現代日本で結婚するメリットデメリットを見ながら、子ども、孫世代への「結婚」しない理由を探ってみましょう!
も・く・じ
日本の結婚率
出典:厚生労働省HP
1972年には約110万組もいたのに、現代は67万組…。
1971年はいわゆる「団塊の世代」が20代で結婚しだした時期。
いわゆる第二次ベビーブームです。
じーじが結婚した時期はまさに上のグラフで飛びあがってる時期。じーじ、時代の波にのったな…
しかしこの後「第三次ベビーブーム」は来ていない…。
アラフォーのわたしの世代、独身の友だち何人かいます。
日本の結婚率、本当に下がっていると知ってショックです。
若者の結婚願望
出典:http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf
- 「若い人は結婚する気があるのか」
- 「若者が結婚しない理由はなに?」
高齢世代の方は、言いますよね。
若者たちが結婚しないのには、「結婚しない理由」があるのです。
私はアラフォー。
「若者枠」に入らないかもしれないけど、結婚にとても苦労して、離婚した一人なので、若者が結婚しない理由がなんとなくわかります。
上のグラフを見てもお分かりですよね。
- ピンクバー「ある程度の年齢までには結婚するつもり」
- みどりバー「理想の人が現れるまで結婚しない」
は均衡しつつも、2010年の最新調査ではピンク圧勝です。
そう、若者たちは、「ある程度の年齢になったら結婚するつもり」なんですよ。結婚する気があるんです!
ではなぜ、若者たちの結婚率が下がってるの?少子化が進んでいるの?
若者たちは結婚したいけど、できない理由があるのです。
その理由については、以下をごらんください。
結婚のメリット
出典:厚生労働省HP
結婚のメリット、2015年厚生省調べを紹介いたします。
『女性』の結婚のメリット
3位:親や周囲の期待にこたえられる
4位:経済的安定が持てる
5位:愛情を感じている人と暮らせる
『男性』の結婚のメリット
2位:精神的安らぎの場が得られる
3位:親や周囲の期待にこたえられる
4位:愛情を感じている人と暮らせる
5位:社会的信用や対等な関係が得られる
結婚していると、職場などでの周囲の待遇が違うのかもしれませんね。
一方で経済的には苦しくなると考える人が多いようです。
結婚のデメリット
では結婚のデメリットも見ていきましょう。
…どっちもどっちなんですが、まとめると「お金や自由時間が減る」ってところが際立ちます。
そして注目すべきは女性サイドだけ、「家事育児の負担がかかる」ってところ…。
これは協力して行っていく夫婦間の相談が必要ですよね。
結婚に対する女のデメリット
- 家事育児の負担がかかる
- 精神的に合わない相手と一緒に過ごす苦痛
- やっかいな親戚付き合い
- 子どもができたら自分の時間が無くなる
結婚に対する男のデメリット
- 束縛される
- 趣味などに使えるお金が減る
- 自由度が下がる
若者たちが結婚しない理由
出典:厚生省、出向動向基本調査
「なぜ最近の若者は結婚しないの?」
おばあちゃん世代からするとやきもきする理由について、触れていきます。
上のグラフは「独身にとどまる理由」です。
24歳以下の結婚しない理由
- 1位:まだ若すぎる(男49.6%・女41%)
- 2位:まだ必要性を感じない(男33%・女37.3%)
- 3位:仕事に打ち込みたい(男37.3%・女45.9%)
男女ともに上位3位までの結婚しない理由は同じでした。
顕著なのは…女性の結婚しない理由のトップが「仕事にうちこみたい」ってこと。
女性も男性同様に、職場で活躍するようになってきて、結婚ごの妊娠出産期を懸念しているんでしょう。
わたしもだけど、数年間子育てに専念した後、女性の職場での居場所はなくなっていることが多いんです。
そこもまた、若者たちの「結婚しない理由」になっているとしたら、職場環境を結婚しやすいように改善していく必要があると思います。
いくつかの企業ではすでにされていますが、
- 「出産見舞金を莫大に!」
- 「男女ともに育児休暇を充実!」
- 「産後元の場所に戻れる環境作り」
結婚したら仕事場に戻れないことを、女性一人の問題とせずに、社会全体で改善して、「産後戻りやすい職場」作りが進むことを願います!
25~34歳の結婚しない理由
出典:厚生省、出向動向基本調査
- 1位:適当な相手に巡り合わない(男45.3%・女51.2%)
- 2位:まだ必要性を感じない(男29.5%・女23.9%「3位」)
- 3位:結婚資金が足りない(男29.1%・女17.8%「4位」)
- 4位:自由さや気楽さを失いたくない(男28.5%・女31.2%「2位」)
うーん、わかるような気がしちゃいますね。
みんな合わない相手と無理して結婚しなくてもいいと思うんでしょう。
男性が経済的なことを理由に感じているのに、女性は「自由」を重視しているのも興味深いです。
- 結婚は男性にとって「お金がかかる」
- 女性にとって「自由がなくなる」
という観念なのでしょうか。女性も結婚資金を半々にする意識がもっと普及するといいですね。
35~39歳の結婚しない理由
(これだけ2012年の過去データです)
- 1位:適当な相手に巡り会わない(男52.2%・女56.4%)
- 2位:自由さや気楽さを失いたくない(男25%・女28.1%)
もう言うまでもないでしょう。
1位「適当な相手にめぐり会わない」が圧倒的多数で、他の「結婚しない理由」の追従を許しません。
誰だって理想の相手と結婚したいんです!
結婚しないんじゃなく、単に「結婚したいと思う男性にめぐり会えない」だけなんだと思います。
結婚させたい若者を結婚に導く方法
30歳過ぎると、親戚一同も「好きに生きるのよ」とシフトチェンジしてくれることが多いですが、20代はいつまでも「結婚しないの?」と言われ続けます。
上にかいてきた結婚のメリットデメリット、若者の結婚しない理由を見て、
若者たちを結婚に導く方法を考えてみましょう。
「結婚しなさい」と言ってはダメ!
まず、若者たちは「結婚したい」と願っていることを、忘れてはいけません。
したいのに、できないのです。
「結婚したいと思える相手がいない」だけなんですよ。
そこに横から「結婚しなさい」と言われるのはストレスですよね。
「結婚しなさい」と言ってはいけません。
まずは話を聞いてあげることからだけど…本人が何も語ろうとしないなら、相手と出会える場を紹介するなどどうでしょうか?
結婚相談所とかで出会う夫婦は年々増えているし「恥ずかしいこと」でも何でもありません。
昔の見合い話を持ってくるおばさん的な感じで、結婚相談所を紹介してあげるとか、登録料を出すなどする方が、よほど結婚に向けて前進しますよね。
女の若者を結婚に導く方法
女性に関しては、結婚後の自由度のなさが結婚しない理由。
必要なのは「家事育児、このくらい手伝う!」という家政婦面の負担軽減です。
男女平等…が進んできているとはいえ…まだまだ保育園の送り迎えや夜中の授乳など「当然ママがやる」って風潮は健在。
- 「おばあちゃん、週に2日はひ孫の面倒見れるわよ!」
- 「お母さん、赤ちゃんが病気になったら保育園お迎え行くから、あなたは結婚しても仕事辞めなくていいよ。」
と言われたら「結婚しても、生活スタイル変えずに行けそうだな…」と、結婚に前向きに思えるのではないでしょうか。
「月1日は女友だちと夜に飲み会とかいっていいよ。旦那さん説得するから」とかね。
「夕飯毎日届けようか?」とか(笑)うちもお願い~汗
家事育児負担を、とにかく軽減させてあげて、自由度をあげる提案をすると、結婚へ重い腰を上げてくれる可能性大!
男の若者を結婚に導く方法
一方で男性側が結婚をとまどう理由の多くは経済的負担!
2017年に「結婚したら1000万円上げる!」と提案して、数人の孫たちに火をつけたおばあちゃんがいたことが話題になりました。
そのアプローチ…正解です!
- 「結婚したら○円!」
- 「出産したら1人につき○円!」(ソニーとか1人で100万円とかの出産祝い金がもらえますよね。)
っていうのは、男性サイドにものすごく心強いアプローチなんです!
結婚して…いくら夫婦共働きといっても、奥さんが妊娠したら仕事継続できないし、子どもが大きくなるまで仕事復帰できないし…
結婚後の経済的不安は、男性サイドに重くのしかかります。
結婚祝い金があれば、「婚約指輪」「結婚式代」「新居の頭金」などに充てることができて、結婚に前向きになれます!
繰り返しますが、「結婚したら1000万円あげる」のアプローチで、未婚男性は結婚を急ぐ可能性大です!
おばあちゃん正しい!!
- 「結婚したら、マンションの頭金を出してあげる」
- 「結婚したら○○百万円上げる!」
- 「結婚したら、結婚式費用は全部出してあげる!」
などなど、知恵を絞って経済的負担を減らしてあげれば、男性は結婚をする可能性大です!
夫の実家が経済的支援をしてくれるのって、新婦さんから見ても頼もしいですよね。
出会いが少なそうな男性には…
- 「結婚相談所の費用は全額だしてあげる!」
- 「結婚相談所のの費用+結婚式費用出してあげる!」
が有益なアプローチのやり方です!
私も将来子どもたちが苦戦していたら…せめて経済的援助だけはしてあげたいって思います!
まとめ
未婚男女を結婚させたい親御さん世代のために、未婚男女を結婚させる方法について検証してきましたが、いかがでしたでしょうか。
結婚したい若者の背中を押したくてうずうずしている方の参考になれたら幸いです。
が、結婚だけが人生の真っ当なルートであるって考え方も、もしかしたら時代にそぐわないかもしれませんね。
私は若いころは結婚することで、確かに周囲から「一人前」って見られるような気はしていた時期があった。
けど、結婚して15年間結婚生活を送ってきた結果…
- しなくてもいい自分と相手への束縛…
- しない方がいい元夫への期待…
- 忙しさと睡眠不足の中の絶望…
私の場合、結婚生活ほんとうに最悪の時間でした。
毎日元夫がつけたトイレのう○こをこびり落とす日々。
離婚して、家事育児負担に加えて仕事負担も増えたけど、結婚中の謎の自分への締め付けがなくなった分、気分は天国。人生楽しくなりました!
だから若者が結婚したくないという気持ち…今ならわかる(笑)。
けどね…将来子どもには、支え合える素敵なパートナーと結婚して、子どもをたくさん作ってほしいなと思うから、今の若者を憂う気持ちも、やっぱりよくわかるんです。
息子たちは思う人生を歩めばいいと思ってます。
が、経済的理由とか「結婚したいけど相手がいない」って事ならば、できる手助けがあるんじゃないかな~?って今から模索中です。
息子たちにそっくりな孫たち…欲しいなって思うからね、やっぱり。