産後の妻が怖い…これって産後うつ?離婚回避のためにできる5つのこと!

産後、多くの妻は「怖い…」と夫に言われるように変わります。

  • なぜ怖くなるの?
  • 産後うつ?
  • 改善法は?
  • 元の「怖くない妻」になる方法は?

わたしは産後「怖い妻」に変化いたしました…。

当時のじぶんが、なぜ産後に急に「妻が怖い」と言われるようになってしまったのか、10数年たってじわじわわかってきました。

  • 「こういう気持ちだったんだよ!」
  • 「こうしてくれたら嬉しかった!」

を以下にまとめてみたので、妻の急激な変化にビビッてるパパは是非、参考にしてください。

子どもが生まれて4~5年、妻にどのように寄り添うかで、

一生の夫婦関係が決まるといっても過言じゃありません。

も・く・じ

なぜ産後に怖くなるのか?7つの理由!

産後に妻が怖くなる7つの理由
  1. 子ども100%の考え方に変わるから
  2. なのに夫は「子ども100%」じゃないから
  3. 他人の介護を24時間続ける身体的苦痛があるから
  4. 産後の「大怪我」時期に、労働が急増するから
  5. 「母ならできるだろ?」という周囲からのプレッシャー
  6. 子どものことを大好きだから無理をするから
  7. それでも「良い妻、良い母」であろうと頑張るから

1.子ども100%の考え方に変わるから

妻 怖い うつ

赤ちゃんの命を守るという重責でいっぱいいっぱいなんです!

自分の身体の中から産まれてきた命。

赤ちゃんって、はっきりいって親に命を100%ゆだねてくるじゃないですか。

「え?え?わたしけっこう頼りない人間なんだから、そんな100%信頼してゆだねないで!」

と焦るほどに。

赤ちゃんの子育てなんて、1番上の子どもだと人生初。

自分がちょっとでも手を抜けば、生きていけないんじゃないか?

生れ落ちた瞬間から、赤ちゃんの命100%を、何が何でも守っていかねば!

という重責が、ママ1人にのしかかります。

2人の子どもなのだから、パパにも同じ「焦り」を感じてほしい。

なのに「ママにまかせるよ。俺はかわいいとこだけ見れたら十分。」という雰囲気だと、

一気に「大丈夫この人?頼れない!」となります。

怖さの原因じゃないでしょうか。

2.なのに夫は「子ども100%」じゃないから

妻 怖い うつ

  • 「明日の仕事で寝なきゃいけないから」
  • 「仕事が忙しいから」
  • 「付き合いがあるから」

ママは連日の夜泣きで全然ねむれないのに…

家族のための大事な仕事。

仕事を優先するのは家族のため、って気持ちはよくわかります。

けど、子育てから仕事や「1人になること」に逃げたなら、

「産後、妻が急に怖くなった!

俺は何もしてないのに!」とはいえない…。

放置してるじゃないw

産後、ママは100%子ども中心のものの考え方に変化したのに、

産前から変化しないパパは、はたから見ると「自分のことしか考えてない夫」。

ママと同じく、「赤ちゃん100%」じゃない時点で、心が大きく離れます。

赤ちゃんの命という重責を、一緒に背負って、

一緒にオロオロしてくれたら、そっちの方が遥かに「頼れる人」となります。

3.人の世話を24時間続ける身体的苦痛があるから

赤ちゃんとはいえ、自分以外の生命体。

産んだとはいえ、どうすれば赤ちゃんが心地よく過ごせるのかさっぱりわからない。

3時間おきのミルク、ゲップ、お昼寝、抱っこ、日に10回以上のおむつ交換。

赤ちゃんのお世話で1日ふりまわされます。

産後の身体が回復しきっていない時期に、「母だから」とこれを1人でやらされると、単純に辛い。

そして、「私のこと大事におもってないのかな?」と感じて不機嫌にもなります。

4.産後の「大怪我」時期に、労働が急増するから

妻 怖い うつ

子どもを産むのは自然の行為だから、

出産後の母体は回復するように出来ている…なわけないってw

「母性神話」「母乳神話」「産道神話」全て男性が作り出した言葉。

女の身体は出産に対しても神秘のパワーで対応するから、きっといつか回復するだろ?的な?

休まなきゃ回復しないから。

蓮

嫁姑問題が今よりもずっと酷かった明治や大正、昭和初期ですら、産後の嫁は無理にでも床につかせていたと言います。そうしなきゃ、その後使い物にならないほど体が危険な状態になるからと。

産後、赤ちゃんの世話がママ1人ならば、

ママは身体を休められていないまま、重労働をしてることになります。

大怪我した入院患者に、「いつか治るだろ?自然のパワーで」といって、

家事育児の重労働を任せきりにするのと同じだと思うんです。

1ヶ月で良い。

ゆっくりと休ませてあげて欲しい。

トイレと風呂以外、布団から起きないほどに。

5.「母ならできるだろ?」という周囲からのプレッシャー

私はずっと1人で育児をしてきたけど、どれだけ頑張っても、誰からも褒められないんですよね。

褒められるの目当てにやってるわけじゃないけど、

頑張っても頑張っても

  • 母なら当たり前。
  • 母ならやって当然。
  • 母なのに出来ないのか?

に、監視されているかのようなプレッシャーが、産後、襲いかかってきました。

「子どもと離れたい=母親失格」みたいな恐ろしい空気が、

日本社会には確かにあります。

こんな空気、子どもを産んで初めて知った。

育児に寄り添わないパパも、全くわからないみたいね。

その急激なプレッシャーに、産後、焦燥感でいっぱいになるママも多いと思います。

「産後、妻が急に怖くなった」

…ママ1人が、育児のプレッシャーを負っているからではないでしょうか?

6.子どものことを大好きだから無理をするから

    「俺は休めといってるのに、妻が勝手に無理をするんだ」

    ってこともありますよね。

    止めても起き出して赤ちゃんの世話や家事をやろうとする女性も多数います。

    単純に…ごめん、家の汚さに耐えられないとか、パパの家事の不出来にがまんできないってこともあります。

    そこを無理に起きて頑張ろうとするのは、女性の悪い習慣です。

    「行き届かないのを、今はがまんして!身体を休めて欲しいから!」

    何度でも説得しましょう。

    子どもは家を散らかし汚すから、きれい好きのママの「きれい好き」も、そのうちどこかで汚さに慣れていくもんです。

    「ママ、身体を休めて!」を繰り返してくれるパパには、

    やっぱり愛を感じて満たされますよ。

    7.それでも「良い妻、良い母」であろうと頑張るから

    • 「産後の妻について、俺はネットでリサーチをしたのさ。」
    • 「オムツ換えを手伝えばいいんだろ?」
    • 「夜泣きしたら、妻の替わりに起きればいいんだろ?」
    • 「早めに帰ってご飯作ればいいんだろ?」
    • 「どーだ、俺様完璧な夫だろ?」

    「うん、いつも頑張ってくれてありがとうーー^^」

    と笑顔で妻が答えたからと言って、

    それは妻の本心じゃないかも。

    「本とはもっと別のことを望んでるけど、

    夫をたてて褒めて、いい気分にしておくのがいい妻・良い女だから」的な考えで、

    本心を言わないこともあるんですよw

    言うと「文句」になりそうで怖いし。

    せっかく早く帰ってご飯作ってくれてる夫に、

    「片づけして、明日のメニュー考えて食材そろってやっと【夕飯作り】完了だからね?まだ20%やってるに過ぎないから。」とはいえない。

    だから隠します。

    けど、家事に終わりはない。

    永遠に続くものの、単発1回を交代したからと言って、

    「妻のサポート完璧にできてる顔」の夫って、あきらめの笑顔で立てるしかないですよ、はっきり言って。

    単発一回なら、誰でも家事できます。

    終わりなき家事を常に「自分の責任」として結婚生活の中で負い続けてはじめて、

    「家事を半分請け負っている」ことになるのではないでしょうか?

    産後の妻が怖い⇒やさしい妻に戻すために出来ること!

    出産前のやさしい妻に戻すための5つの方法。
    1. 丸1日、完全自分だけで赤ちゃんのめんどうを見よう!
    2. 週に1度は完全パパだけ育児をしよう!
    3. 「何で俺が赤ちゃんのめんどうを1人で見なきゃいけないんだよ」と思おう!
    4. 産後の妻は、下半身を大怪我したけが人だと思おう!
    5. 子どもを自分の人生の中心に考えよう

    1.丸1日、完全自分だけで赤ちゃんのめんどうを見よう!

    妻 怖い うつ

    朝から晩まで、毎日妻が1人でやってることを、完全に1人でやってみてください。

    もちろん家事も炊事もすべてやるんです。

    その間、妻は?

    産後1ヶ月以内なら寝かせてあげましょう。

    それ以降なら、お出かけさせてあげましょう。

    「俺が一生懸命家事育児しているよこで、テレビ見られたらむかつく」ならば、お出かけさせるのが一番かな。

    (妻が一生懸命家事育児している横で、いつも何してますか?)

    1日主婦を替わるって重要です。

    会社で言えば「社長クラス」の能力値。

    家事育児は、人間の外側めっきをすべてはがし、精神を崩壊させるほどの重労働です。

    それが出来るパパって、一生大切にされると思いますよ。

    2.週に1度は完全パパだけ育児をしよう!

    ↑↑それを、週に1度してほしいです。

    2週間に1度でも良い・・・!

    仕事で疲れてるのに…

    と思うかもしれません。

    けど、どんなにかわいい赤ちゃんでも、大好きでも、

    ママにも「マイペースで動ける時間」が必要なんです。

    週に数時間でも自由な時間があれば、

    そこで心の栄養を補給して、また1週間がんばれる、

    がんじがらめの「家族への奉仕」を。

    パパも仕事でがんじがらめ。

    週末くらい休みたい!って思う気持ちはよくわかります。

    けど、子どもが親の手を必要とするのは本の4~5年です。

    その後はすくすく自力で成長してくれますから、

    どうかその4~5年間だけ、ママと一緒に子育ての苦悩を分かち合って欲しい!

    本の4~5年間だけ、自分の疲れ、自分の趣味思考よりも子育てに参加する価値はあるんです!

    子どもの中にも、妻の中にも、夫への感謝の気持ちはきっと残りますから!

    3.「何で俺が赤ちゃんのめんどうを1人で見なきゃいけないんだよ」と思おう!

    妻 怖い うつ

    「何で俺だけが、赤ちゃんのめんどうを見なきゃいけないんだよ」

    って思ってください!

    その気持ち、とっても大事ですから!

    この考え、パパだけじゃなく、ママも当然持ってるからです!

    週1パパが見てくれたって、週6はママがその思いを1人で抱え込んでるんですから!

    「私だけじゃ、赤ちゃんのめんどうを見切れない…週に1度で良い…お願い、替わって…」という、

    ママの心底のSOSが、伝わると思うんです。

    • 「子どもへの愛があれば出来るでしょ?」と思いますか?
    • パパは子どもへの愛、ないんですか?
    • あっても、自分の24時間全てを捧げて、赤ちゃんに奉仕し続けるの、大変ではないですか?
    • 愛があれば出来るでしょ。て言われたら、どんな気持ちになりますか?
    • それを「母性」という言葉で押し付けられる気持ちを想像してみてください!

    「育児が出来ない、辛い」=「子どもへの愛がない」

    と判断されるなんて辛すぎる。

    愛してるから意地でもやるけど…

    涙を流してもやり続けるけど…

    「愛」をつきつけて強制的に、

    重労働を自分ひとりに押し付けられる恨みは、

    一生のこります。

    子どものこと、愛してるからやりますとも!

    例え1人でも!

    でも、「赤ちゃんのこと、大好きだけど、とはいえ、これは辛いよね。」と、

    一緒に苦しんで育児をやってくれたら、パパのことも一生大切に思えると思うんです。

    4.産後の妻は、下半身を大怪我したけが人だと思おう!

    妻 怖い うつ

    そもそも、出産って下半身大怪我状態。

    産後も出血がドバドバドバドバ続きます。

    嫁姑の対立が今よりももっと凄まじかったむかしの時代ですら、

    産後の嫁は布団にしばりつけられてでも、

    無理に休められていたといいます。

    産後の1ヶ月を休まないと、その嫁が一生、

    労働力が期待できないほどにダメージを受けるからです。

    一生ですよ?

    一生!

    逆に産後1ヶ月、ずっと寝っぱなしで休めたら、その後の復帰は目をみはるばかり!

    個人差ありますが。

    産後の休息は、それほどに母体にとって重要です。

    そんな時期の妻は、「夜眠れない」「家事を1人でやらなきゃ」「上の子のお世話もママがしなきゃ」てなってませんか?

    入院病棟の大怪我をした点滴につながれた人に、同じことをさせられますか?

    身体の回復は遅れ、深刻なダメージを負います。

    一生。

    そして「私はこんなにも、大切に思われていない」と、

    心にもダメージを負います。

    仕事の都合とかで思うように育児休暇が取れないなら、

    パパこそが家族に連絡して姑さんに手伝いを頼むとか、

    家事代行サービスを頼むとか、ママを休ませる方法はいくらでもあります!

    「大丈夫?無理しないでね」って声かけるだけじゃ、女は無理します。

    女が本当に無理しないセッティングまでしてこそ、

    「夫は本当に私の心配をしてくれているんだ」と伝わりますから。

    5.子どもを自分の人生の中心に考えよう

    妻 怖い うつ

    さて、

    • 大怪我状態で1ヶ月布団から起き上がれない嫁と、
    • 24時間お世話をし続けるべき赤ちゃんという愛すべき小さな存在と、
    • ご飯のしたくと
    • 買い物と
    • 洗濯と
    • 掃除と

    週に1度とはいえ、仕事で疲弊しきってるパパも心底お疲れでしょう。

    それも「家族大切なら出来るでしょ?」「奥さんに離婚されたくないでしょ?」

    なんてプレッシャーの元、働かされ続けたら、たまりませんよね。

    お気持ちはよくわかります。

    産後の多くのママが、「母なら出来るでしょ」のプレッシャーの元に、

    家事育児を一手に押し付けられると、

    同じ気持ちを味わいますから。

    大変なお気持ちも、プレッシャーへのストレスも、「何で自分ばかりが」ってお気持ちも、よくわかります。

    ツイッターの中の「夫手伝わない、マジむかつく」のママたちも、全く同じ気持ちだと思うんです。

    なぜ「母」に全てが押し付けられるんですか?

    父と母、2人の子どもなのに。

    週に1度でいい。

    同じプレッシャーをどうか味わってください。

    それで初めて「産後こわくなった妻」の気持ちがわかるから。

    同じように「産後こわくなった夫」になるかも。

    イライラしますよ、そりゃ。

    お互いの真の「大変さ」がわかって初めて、

    夫婦として支えあう人生の第一歩を踏み出せるのではないでしょうか?

    産後の妻には、どうか夫のほうから、歩み寄ってあげてください。

    妻は今、身体の痛みと戦いながら、赤ちゃんの命を守るために進化中なのですから。

    産後の妻…怖いからと放置すると離婚になる?

    妻 怖い うつ

    家族への愛があれば、ぶっちゃけ家事育児をママ1人でも出来ます。

    苦しくとも、我が子のためにやります。

    親類の手伝いとかもなかったけど、なんとかやってきたし。

    他にいないから。

    が、年を追うごとに、1人押し付けられた家事育児の重責の中から、「夫の世話」を省きたくなりますよ。

    一生で一番の育児というピンチに、

    一緒に寄り添って苦しんでくれない夫を、

    いつからか「遠い人」と思うようになります。

    心が遠い人のパンツを、何年も洗い続けると思いますか?

    気持ちが離れている人の汚したトイレを、何年も磨き続けると思いますか?

    やっぱり「離婚」が頭にちらついて、当然だと思います。

    産後の怖い妻は、

    人生で最も窮地に立たされているにも関わらず、

    夫に放置された結果の存在だと思います。

    産後の怖い妻へのサポート!
    • 物理的には家事育児を、夫が全てまわす!くらいのサポートを。
    • 精神的には
      「俺も子どもが6歳までは、自分の趣味やプライベート時間の全てをがまんするよ!」
      「赤ちゃんのことどんなに大切でも、お世話し続けるのは大変だよね」
      という声がけサポートを。

    「わかってくれてありがとう」

    「寄り添ってくれてありがとう」

    「支えてくれてありがとう」

    奥さんは、鬼じゃありません。

    人生最大のピンチに、夫が支えてくれた気持ちは、一生のこりますよ、きっと。

    産後の妻の怖さはホルモンバランスが原因?

    産後の奥さんの機嫌の悪さを、ホルモンバランスで片付けちゃうと、

    結局放置する方にいっちゃうから、

    女性の神秘的な流れで片付けないで、

    ちゃんと妻と向き合いましょう。

    ホルモンだろうとなかろうと、

    妻に思いやりある夫ならば、一緒に赤ちゃんの子育てに苦悩してください!

    さいごに

    これを読んでくれてる男性っているのかな?

    いるとしたら、その男性はすごいと思います!

    女性サイドからの勝手な物言いと怒る人もいるかもしれない。

    不愉快な思いをさせてしまってすみませんでした。

    同じ苦しみを味わっても尚、人は自分の立場でしか物が見れません。

    産後から夫に放置され続け、家事育児に仕事も一手に担ってきた結果、我が家は離婚。

    子どもという生きがいとともに過ごせる私は、

    経済的には辛いけれど、精神的には満たされています。

    1人になった元夫は、どう過ごしているのか知りません。

    1人になった男性が、どう過ごして、死を迎えるのか…

    私は考えなかったけど、元夫は考えたようです。

    そして離婚後初めて、もう小学生になった子どもたちと積極的に過ごしたいといってきました。

    すでに手がかからなくなってから、今さら「子どものめんどう見るよ」と。

    ……

    本音を言えば「おっそ!」ですw

    離婚する前に是非、産後の怖くなった妻と、同じ重責を負って欲しいです。

    きっと、価値ある経験となると思うから。

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